嫌な夢を見た。
手を離さないって一人心の中で誓ってた人の手を離す夢を見た。
「私はこの人以外の男とは結婚したいと思わないだろう」とか
「生まれて初めて誰かを支える為に頑張らなきゃ」とか
「頑張ってあの人に追いつきたい」とか初めて思った男性だ。
あの人に会うまでは適当に生きてたし、会わなければ今でも適当に生きていただろう。
ただ、10年以上前の運命的と感じる出会いは非常にタイミングが悪かった。
私と会っている間、彼の背中を見続けて待っている女性がいたから。
そして夢の中でその女性に
「もう私たちの間には娘がいるの。だから彼には会わないで」といわれる夢だった。
だから何年か前に見かけた時に勝ち誇った様な顔をしていたのか・・。と私はボンヤリ思った。
彼女は周りには評判の良い人だった。
彼女の周囲の人間からは「あの子の為に離れてやれ」とか
「あの人とお前は一緒にいても全然お似合いじゃないよ。」と言われたっけ。
世間一般では当然認められない事だから言われる理由もよく判っていたけれど
でもどうしても離れることが出来なかった。
あっというまに私にとってかけがえの無い人になってしまってたから。
いつかは彼女の所へ戻っていってしまう。それは仕方の無い事だ。
いつかその日が来るから覚悟しなきゃ・・。と覚悟して10年以上経ってしまった。
現在でも連絡が来る度に時々会ったりはしていた。
その覚悟していた最後の日がきてしまったのか・・と呆然となりながらも
「子供が出来た事にすら気が付かないなんて・・私は滑稽以外の何者でもないわ・・。」と笑った。
何も言えないで隠している方も大変だっただろうけど
何も言えない、何も言ってくれない男じゃ、もうどうしようもないわ。
あっさりと手を離してしまった。
ファザコン気味の私には彼の娘の父親は奪うわけにはいかないと思ったから。
彼には彼の人生があるんだから仕方ないよね。
別れたいと思ってたのなら早く言って良かったのに・・唐突すぎるわーと笑った。
彼は結局何も言わなかった。
そんな夢だった。
昔は「せめて夢の中だけでも会いたい」と夢に出てくるように願ったのに
初めて夢の中で会ったのは修羅場って・・・皮肉すぎる・・。
朝、めっちゃ気分悪い夢見てボンヤリとテレビをつけたら
「玉置浩二と石原真理子が復縁」なんてやっていた。
この人たちのように寄せては返す波のように「別れても~好き」って通じ合えてるのが
正直うらやましく、能天気に思えた。
最近は「私が何をしようと変わりようが無い」と割り切れているし
足抜けしようとして適当なおっさんと結婚したり別れたりして~と人生色々やりつくした感があるので
当分の間は自分も適当に好きな様に生きてやると今日改めて思ったよ(笑)
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